当ブログに訪れる方はケトルベルを用いたトレーニング以外にもウェイトトレーニングや競技を行っている方もいるかと思います。
私自身、ウェイトトレーニングやキックボクシング、柔術などを行っています。
時々初心者の方からブログの問い合わせフォームやtwitterなどから「バーベルを使ったトレーニングをやりたいけど、いまいちフォームがわからない」といったご相談をいただきます。
一般的なセットの組み方や種目、ちょっとしたコツなどはお伝えすることができますが、やはり
「ジムのトレーナーなどからしっかり指導を受けた方が良い(ケガしない、効率的)ですよ」
に終始してしまいます(これは私自身の未熟さでもあるため、反省しています)。
しかし、誰もがトレーナーの指導を受けられるわけではないし…参考書となるものがあれば…と考え、ご紹介するのが「スターティング・ストレングス」という本です。
バーベルを用いたトレーニングをする方必携の書!スターティング・ストレングス!

本の大きさは 21 x 1.5 x 29.7 cmと大判…。
『スターティングストレングス』は、マーク・リップトンが執筆した、トレーニング初心者向けのトレーニングの入門書です。初心者がトレーニングを始める前に知っておくべき基礎知識や、トレーニングの効果的な方法などを解説しています。
『スターティングストレングス』は、初心者向けのストレングス・トレーニングの入門書として、多くの人に支持されています。初めてトレーニングを始める人や、トレーニングの基本を知りたい人にとって、非常に役立つ本だと思います。
しかし、初心者のみを対象とした本ではなく、中級者以上に対しても役立つ内容となっております。
バーベルを用いた基礎的なトレーニング種目(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト、ミリタリープレス+補助種目など)に関して、非常に細かいディテールで説明されているため、中級者以上にありがちな「実は細かいことは知らないんだよな…」とか「もうひと伸びするために…」を補完する知識が詰まっている内容であると感じました。
スターティング・ストレングス著者「マーク・リップトン(Mark Rippetoe)」とは?
スターティングストレングスの著者は、マーク・リップトン(Mark Rippetoe)という人物です。彼は、米国のトレーニングコーチ、著述家、元パワーリフターであり、起重技術の専門家としても知られています。
彼は、オクラホマ州ワチタフォールズにある、自身が設立したガレージジム「ウィチタフォールズ・アスレチックス」で指導を行っており、数多くの競技者を育成してきました。
彼は、自身が培ってきたトレーニングのノウハウを書籍化し、初心者から上級者まで幅広い読者から支持を受けています。スターティングストレングス以外にも、プログレス・プログラム(Starting Strength: Basic Barbell Training)や、プラクティカル・プログラミング・フォー・ストレングス・トレーニング(Practical Programming for Strength Training)など、多くの書籍を執筆しています。
また、彼はトレーニングコーチとして、アスリートやトレーナーたちに向けてセミナーを開催しており、トレーニングの技術や方法論に関する知識を広めています。
スターティング・ストレングスの概要
この本では、以下のような内容が紹介されています。
- トレーニングを始める前に知っておくべきこと
- 筋肉の解剖学とトレーニング原理
- バーベルとダンベルの基本的な使い方、プログラムの組み立て方
- 栄養とサプリメントの基礎知識

巻末の方にプログラム作成及びプログラム例が記載されています。
また、この本では「スターティングストレングスプログラム」というトレーニングプログラムが紹介されています。このプログラムは、初心者が無理なくトレーニングを開始し、筋肉を成長させることができるように設計されています。
こういった、初心者が最初に躓く「種目(メイン+補助)」「メニュー作り」「そのた必要な栄養学」を抑え、細かいディテールで書かれているのであればトレーニングを始めてから中級者以上になるまでは本書のみでいいのでは?と思うほどの出来です。
本書を使うメリット
初心者(+中級者)向けの詳細な説明
- 筋肉の解剖学からトレーニング原理
- トレーニング方法
- プログラムの組み立て方まで詳細に解説されています。
非常にわかりやすく、
初心者向けのプログラム例が書かれている
本書には、「
バーベル(一部においてダンベル)などの基本的なトレーニング器具にフォーカスしている
本書のデメリット
では、本書のデメリットは何かあるのでしょうか?
ちょっとあらさがし的な内容となってしまいますが、しいて言うのであれば…と挙げてみようと思います。
有酸素運動についての解説が不十分
すでにトレーニングをしている人には物足りない…?
細かすぎません…?
非常にディテールや知識など細かく書いてあるのは良いのですが、細かい…本は非常に大型なのに字が小さい…文量が多い…など、読んでいてちょっと「疲れる…」と感じたり、通読するのは難しいと感じる方がいるかもしれません。
でもトータルで見るとコスパが高い!
本書は購入するのであれば6000円以上と比較的高い本の部類になるかと思います。
しかし、初心者がやみくもにトレーニングして効率が悪かったり、高額なパーソナルトレーニング代の捻出はできないがトレーニングはしっかりやりたい、といった場合はこちら一冊で解決できるという意味では非常に有用でおすすめできる一冊です!
いかがだったでしょうか。
トレーニングに関わる者は一度は目にする(購入を検討する)一冊かと思います。
こちらのレビューが参考になれば幸いです。
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