先日、twitterで「体に痛みがあるけど、鎮痛剤飲んだらだいぶ良くなりました。トレーニングは休むつもりですが、皆様だったらどうしますか?」と言う投稿を見て「無理すると結果、ケガが長引くから私なら休みますよ」とリプライを送りました。
怪我の問題は難しいもので、様々な考え方がありますね。
私以外のリプライを読むと、別の部位を鍛えたらどうか、といった意見が出たりして、どれも一理ある意見で、非常に参考になりました。
以前、怪我をした際の過ごし方について記事を書きましたが、なるべくであれば怪我はしたくないものです。
今回は「そもそも怪我をしない」ために、私が心掛けている事について書いていきたいと思います。
ポイントとしては
- 体の限界ラインを見極める
- 積極的に体を回復させる
- 正しいフォームの習得
- エネルギー補給
といった点に気を付けています。
「No pain No Gain」とは言うけど…越えてはいけないラインを見極める。

毎日トレーニングを行うことはとても立派なことだと思います。
私自身、トレーニングをやり始めた頃は毎日のようにトレーニングを行っていましたし、休んだらそれだけ成長が遅れたり、結果が出ないんじゃないか…と思っていた時期があります。
「No pain No Gain=痛みなくして成長なし」とはトレーニングをハードに行っている方は一度は聞いたことがある言葉かと思います。
この言葉はある程度までは正しいと思いますが、やはり越えてはならない程度があると思います。
トレーニングをハードに行っていると、怪我もさることながら、筋肉の成長の妨げになったり、睡眠などに影響が出たりと、簡単にオーバーワークに陥ります。
どこに自分自身の限界があるかは本人の経験則でしか測れない面でもあるかもしれませんが、より良い結果を出したくてハードに取り組んでいるのであればあるほど、一旦ウェイトは置いて、体を休めたり、回復させる時間をしっかりとる事が大切かと思います。
積極的に体を回復させる。

前述した通り、体を回復させるために時間を割くことは成長や、超長期的に見ればトレーニングを継続し続けるために必要なことです。
日々のトレーニングの合間(トレーニング終了後等)に適切な手段で、効果的に体を回復させる手段を取る事が大切だと私は考えています。
例えば
- ストレッチ
- マッサージ
- フォームローラー
- 入浴
などなど、睡眠以外にも疲れた体を回復させる手段をいくつか用意し、実践しておくことは非常に大切だと、私は考えています。
私が実践している方法としては交代浴を実践しています。
確かケトルベル関連の書籍で紹介されていたため、私は「ロシア式入浴法」などと言っていましたが、交代浴と言うのが一般的ですね。
やり方としては、30秒~60秒程度で温水と冷水のシャワーを4~5セットほど浴びるというやり方です。
最初のうちは冷水に切り替えた直後の冷たさに「こんなの体にいいはずがない…」と思っていましたが、血流が良くなったり、寝付きが良くなって深い睡眠ができるようになった実感があります。
交代浴に限らず、皆様もいくつか積極的に体の回復を促す方法を持っていると、良いかと思います。
正しいフォームを学び、正しいフォームでトレーニングを行う。

当たり前のことですが、正しいフォームを学ぶことは大切です。トレーニングの基本中の基本ですね。
初心者ほどトレーナーについてもらって、(たとえ最初だけでも)正しいフォームを指導してもらうことは大切です。
トレーニングは決してスプリント種目ではなく、マラソンです。筋力はそう簡単に成長したり、脂肪が急になくなったりはしません。
日々の短期的な結果に一喜一憂するのではなく、長期的な目標を持ち、続けていくのが正しい姿かと思います。
そのためには正しいフォームでしっかりと追い込むことが大切です。
私自身、ケトルベルのトレーニングのインストラクター講習を受けた際に、いかに自分自身が見様見真似でケトルベルのスイングなどを適当に行っていたか思い知らされました。
Youtubeなどでもケトルベルを用いたトレーニングをアップされている方がいますが、時々ですが怪我しそうな危ないフォームでトレーニングをしている方を見かける事もあります。
逆に、正しいフォームが崩れる前にやめることも同時に心掛けています。
この、フォームが崩れてしまう直前、と言うのが先述した自分自身の限界の越えてはいけない一線の境目だと私は思います。
正しいフォームを習得し、気を付けていれば、怪我をしてしまうような限界を超えた領域に足を突っ込まずに済みます。
水分、栄養素などのエネルギー補給をしっかりと行う。
体つくりの基本はトレーニング・休息・そして食事だと思います。 本人が必要で、本人に合ったサプリメントを補助的に使うのもまた一つの手です。
最後のポイントは水分や栄養素などのエネルギーの補給についてです。
例えば、高性能のレーシングカーは粗悪な燃料ではまともにレースを完走することはできません。
高性能なエンジンに質の高い燃料を入れて、初めてその真価を発揮する事ができます。
これは体に関しても同じことが言えます。私たちが口にするすべての物が、私たちが体を動かすために使われます。
気を付けている方は多いかと思いますが、手軽なのは魅力的でもジャンクなものに頼ることなく、質の高い食事や、体に合ったサプリメントの摂取を心掛けて、良い燃料を体に送り込むことができるように心がけましょう。
いかがだったでしょうか。
気を付けている点を全て挙げるととりとめがなくなってしまいますので、主なポイントのみを解説しましたが、参考になれば幸いです。
体作りは一朝一夕ではできないものです。意識する点をしっかり意識し、気長に楽しんでいきましょう。
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