ケトルベルトレーニングはどんな人にお勧めなのでしょうか?
ケトルベル自体は古くから肉体改造に利用され、また、昨今ではそれを応用し、様々なエクササイズが開発されています。
しかし、テレビやトレーニング雑誌などでは、格闘家の方やプロスポーツ選手が取り組んでいる様子が取り上げられる事や、一般的なトレーニングと比べてどういったトレーニングなのかイメージがしにくいため、「一体どんな人がやるべきなの?」「私にもできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
その答えですが…。
ケトルベルは誰でもできますし、誰にでもおすすめできるトレーニングです!
と、書いてしまうと終ってしまいますね(笑)
もう少し詳しく書いていきましょう。
ケトルベルトレーニングがおすすめできる方…①スポーツ愛好家
これは先述の通り、多くのプロアスリートも取り組んでいる事からお分かりいただくことが出来るかと思います。
- 全身を連動させてのトレーニングなので、体の使い方が上手くなる
- 遠心力を利用して大きな負荷をかける事も出来るため、パワーがつく
- 全身運動により心拍が上がりやすいため、心肺機能も鍛えることが出来る
- 神経系(パワー、スピード、俊敏性、瞬発力)の発達
- 準備運動に取り入れる事で筋肉、腱などのウォームアップを効率的に行うことが出来る
上記のようなメリットがあります。
私自身、格闘技の試合に出る際、身長の割に軽い階級で試合をしていますが、対戦相手からはよく「パワーがヤバかった」とか「組んだ時に、『あれ?』って思いました」とか言われます。
勿論、それがケトルベルのみによる効果か、と言うとわかりませんが、ケトルベルトレーニングが力や力の伝え方に寄与していると思っています。
ケトルベルトレーニングがおすすめできる方…②ダイエット・ボディメイキングをしている方
ここ数年は第何期かのダイエットブームである、と私は感じています。
地方在住の私の周囲でも、スポーツジムや個別トレーニングを売りにしたジムの店舗数が爆発的に増えていると実感があります。
写真は私が指導しているトレーニング会での様子です。
写真には写っていませんが、小学生からサラリーマンまで、様々な目的の生徒さんが通ってくれています。
スポーツ愛好家に対する説明と多くは被りますが
- 全身を連動させての全身運動なので消費カロリーが非常に高い
- 筋肉を鍛える筋トレと、有酸素運動が同時にできる
- 全身に無駄のない筋肉がつく=カッコいい体つきになる!
- 個人差はありますが)楽しいトレーニングなので続けられる!
上記のようなダイエットに嬉しい効果も多くあります。
ダイエットで大切なのはやはり「継続」。トレーニングが楽しいっていうのは重要なファクターです。
黙々とダンベルやバーベルを上げ下げするより、全身をワイルドに動かしてケトルベルを振りのはとても楽しいです。
ケトルベルトレーニングがおすすめできる方…③リハビリ中の方
意外かもしれませんが、ケトルベルはリハビリ中の方にもおすすめです。
安全に、なおかつ効果的な動作をする、ということが前提にはなりますが、リハビリの手段としてケトルベルは有効であるとの見方があります。
リハビリの一環としてケトルベルトレーニングを取り入れる事で
- 怪我によって狭くなった可動域を広げる
- 筋力、体力の回復
- 神経系(パワー、スピード、俊敏性、瞬発力)の回復
リハビリとしてケトルベルを取り入れている方たちの間では、リハビリに有効なケトルベルトレーニングの方法やメニューなどの開発がされているようです。
いかがだったでしょうか。
ケトルベルはそのハードな見た目から「一部のアスリート」向けのトレーニング器具と勘違いされてしまいがちですが、全くそんなことはなく、誰でも、どんなレベルの方でも取り組める懐が広いトレーニング器具だと思っています。
種目や購入に関する情報が少ないなどのハードルはありますが、広まってくれれば嬉しいですね。
次回は「ケトルベルトレーニングの効果」について書いていきたいと思います。
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