ウェイトトレーニングの起源は古く、古代ギリシャまでさかのぼるそうです。
古代ギリシャの植民地、イタリアににおいて生まれたミロは子牛が30kg台の時から毎日担いで運んでいたそうです。
子牛はどんどん成長し、大きくなり最終的に牛は130kgを超えたところでミロは担げなくなったとか。
そしてミロはその卓越した肉体で古代オリンピックの祭典で第61回から66回までレスリング競技に連続優勝したそうです。
日々のトレーニングで成長に合わせて負荷を増やしていく、現代のトレーニングにも通じるところがあるのが分かりますね。
さて、今回は古代ギリシャ時代…よりは新しいですが、19世紀より行われていたストロングマンのトレーニング「ベントプレス」を紹介したいと思います。
19世紀ストロングマンのエクササイズ!ベントプレス!
ベントプレスはやり方を誤ると腰を痛めるリスクがあるトレーニングです。
軽めの重量でフォームをしっかりと固めた後、徐々に重量を上げていくことをお勧めいたします。
今現在はさまざまなトレーニング器具や環境が整備されていて、皆様含め非常に熱心にトレーニングをされている事かと思います。
では、昔の人よりも今の人の方が優れているか、というと必ずしもイエスではありません。
過去のストロングマンたちが披露する力技は目を見張るものがあり、また、その動作は全身の力を発揮する(=全身に効くトレーニング)としても、非常に素晴らしいものであったといわれています。
今回紹介する「ベントプレス」は現代でもぜひチャレンジしてほしい全身を鍛え上げるトレーニングです。
ベントプレスのやり方
ベントプレスのやり方を解説していきますが、ベントプレスはやり方を誤ると腰を痛めるリスクがあるトレーニングです。
軽めの重量でフォームをしっかりと固めた後、徐々に重量を上げていくことをお勧めいたします。
ダンベル又はケトルベルを肩の位置に構える

ラックポジションにケトルベルを構えます。この時点で特に注意点はありません。
体を捻じりながら前腕を床と垂直に伸ばす

しっかりと体幹に力を入れましょう。
しっかりと体幹部に力を入れないと一発で腰を壊します。気を抜かず取り組みましょう。
腕を伸ばしていく

しっかりと腕を天井に伸ばした状態でフィニッシュです。
腕を曲げ、上体を戻し、最初のラックポジションにゆっくりと戻ましょう。
片側につき3~5回を1セットとして、左右3セット程度行いましょう。
ベントプレスの注意点
とにかく腰に気を付けたいところ。フォームを正確に、体幹部には常に力を入れるなど意識をして行います。
トレーニング頻度についても、高頻度で行うと負荷が高くなりすぎますので、多くても週3回までにしましょう。
腰を痛めないためにも、下腹部は傾けず、常に真っすぐな上体を保てるように意識し、丸めたり、そらせすぎないように意識しましょう。
また、動作全体を通して視線は常にウェイトに向けておくと良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
ベントプレスについてネット上で検索すると、腰を痛めたという方を多く見かけるため、やるのが怖いと思われる方もいるかもしれません。
しっかりとフォームと体幹部を意識し、無理のない負荷設定で行うことで腰痛はだいぶ防ぐことができると思います。
全身の力を高めるためにも良いトレーニングですので、ぜひチャレンジしてください。
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