ケトルベルトレーニングと言うと、スイングやクリーンが注目されがちです。
確かに「ケトルベルと言えば」と言う感じで、意外とその他の種目に目がいかない、と言うのがあるようです(バリエーション種目は結構注目されるようですが…)
私が当ブログを立ち上げたのもそういったマイナーであったり、ちょっとマニアックな種目を紹介、解説するために立ち上げたのですが、やはり当ブログを訪れた方の検索ワードなどを解析するとケトルベルのマイナー種目で当ブログに訪れてくれる方は多いですね。
今回はそんなちょっとマイナーな、しかし行うのは簡単で効果的なケトルベルを用いた腹筋トレーニングを紹介していきたいと思います。
ケトルベルで腹筋を鍛えられるよ!と言っても…。
ケトルベルを用いてのトレーニングで腹筋を鍛えることができる、と言うと「あぁ、スイングとかやると体幹部にも力が入るから『結果的に』鍛えられるよね」と言われる事があります。
もちろん、それもまた事実ではありますが、できればそんな「ついで」ではなくケトルベルを用いた種目として腹筋を鍛えたい!と言う方も多いはず。
過去に行った腹筋特集の記事においてもいくつか紹介してきましたが、やはりダンベルやバーベルを用いたものが主体になってしまいます。
腹直筋に効くトレーニング!ゲットアップ・シットアップ!
ケトルベルを用いて腹筋トレーニングを行うとついて回るのが「これって、ダンベルでもできるよね…」という事。
それもまたその通りではありますが、過去にケトルベルの利点・一般的なウェイトトレーニングとの違いについて書いた際にも書きましたが、手や体からウェイトの重心が離れる事で、より体に刺激が入るため、ケトルベルを用いる事でより良い効果が出ていると私はとらえています。
今回は腹直筋の王道トレーニングであり、誰もが「腹筋を鍛えよう!」と考えた際に一度は通るシットアップをケトルベルを用いる事でグレードアップしていきたいと思います。
では、ゲットアップ・シットアップのやり方を解説してきます。
※前述した通り、ケトルベルを用いるとより効果は高いですが、ダンベルを用いても行えるトレーニングです。ケトルベルが無い方はダンベルで行っても良いかと思います。
仰向けで寝た状態で、ケトルベルを片手に持ち、手を頭上に伸ばす。
頭部への落下に十分注意しましょう。 重いケトルベルを使用する場合は、足が上がらない工夫が必要
仰向けの状態でケトルベルを頭上に挙げた姿勢を取ります。
この状態でシットアップを行っていくのですが、ケトルベルを複数個持っている方は足側に重めのケトルベルを一つ置いて、つま先をウィンドウ部(ハンドルと球体の間)に差し込むようにしても良いでしょう。
トレーニングパートナーがいる場合は足を抑えてもらっても良いですね。
ゆっくりと起き上がる。
ゆっくりと上体を上げていきます。 地面と上体が垂直になる少し前で止めましょう。
起き上がるときのコツは、お尻を床に押し付けるイメージで起き上がる事です。
起き上がる際に頭の方向に伸ばした腕が体の前方に傾いて来てしまうかもしれませんが、挙上した状態をキープするようにしましょう。
片手あたり5~10回やったら左手に持ち替えて行って1セットとして、2~3セット行うと良いでしょう。
やってみるとわかりますが、通常のシットアップを数十回やったような負荷がかかります。
重すぎるケトルベルを用いると腰を痛めてしまう場合がありますので、最初は4~8㎏と軽めのケトルベルを用いると良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
腹筋のトレーニングって、自重で行う種目が多く、こうして負荷をかけての腹筋のトレーニングはないものかと悩む場合も多いですね。
腹筋ローラーなど、とても良いトレーニングですがこうしたウェイトを用いて負荷をかけたトレーニングも良いものですので、ぜひお試しください。
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