以前、ベントプレスのやり方を当ブログで紹介しました。
ベントプレスは19世紀のストロングマン達が行ったトレーニングであり、全身の力を養うのに最適なトレーニングです。
しかし、行ってみると思うのがその動作時の姿勢から、体幹部、腰を故障しそうで怖い…と思う方も多いかと思います。
確かに、立位からケトルベルやダンベルを持った状態で体を捻じるのは常に体幹部に力を入れていないと怖いですね。
今回は通常のベントプレスと比較すると比較的安全に行うことができるハーフニーリング・ベントプレスを紹介したいと思います。
体幹部への負担を軽減して行う!ハーフニーリング・ベントプレス!
今回はケトルベル、またはダンベルを片手に持ち、片膝をついた(ハーフニーリング)の姿勢から行うベントプレスを紹介したいと思います。
ベントプレスと比べると比較的安全に行うことができるやり方ですが、当然フォームを間違えたり、無理な重量設定で行ってしまうと故障の原因となります。
まずはフォームや順序の習得を最優先に、無理のない重量でフォーム固めを行い、フォームを確立してから負荷を上げていくようにしましょう。
片膝をついた状態で、ケトルベルをラックポジションに構える。
片膝をついた姿勢で、膝を立てた側の手にケトルベル持ち、ラックポジションに構えます。
ケトルベルを持った手の前腕が地面と垂直になるようにキープしながら、体を倒す
肘を体側に引いていくイメージで胸を開いていきます。 徐々に体を傾けていきます。ここからフィニッシュまでケトルベルに視線を送る事を意識しましょう。
ラックポジションから胸を開きながら、体を倒していきます。
この時、前腕が地面と垂直となるように意識します。
視線は常にケトルベルを見ているようにしましょう。
体を倒していく過程で、ケトルベルを持っていない側の手を地面について、体を支えましょう。
地面についた側の肘を床につけ、ケトルベルを挙上する
肘をつくまで体を下げます。 挙げるというより「下に潜り込む」イメージです。
この時、ケトルベルを挙げることに意識が向いてしまいがちですが、どちらかというと「ケトルベルの下に体を潜り込ませる」というイメージで行うと良いかと思います。
ケトルベルに視線を送りつつ、体を起こしていく
挙上した状態をキープしながら、床についた腕を使い、体を起こしていきます。 フィニッシュ。ここからラックポジションに戻り、繰り返します。
ケトルベルに視線を送った状態で、腕でフォローしながら体を立てていきます。
フィニッシュまで行ったらラックポジションに戻り、最初から繰り返します。
片側当たり3~5回を1セットとして、左右で3セット程度行うと良いでしょう。
ニーリング・ベントプレスはなぜ安全に行えるの?
通常のベントプレスは自身の膝のあたりに肘をつき、体を支えます。
この姿勢が難しい上に、安定させようと思うと大変です。
今回紹介しているやり方は 体を支えるために安定したもの(床)を使うことができるため、比較的安全に行うことができます。
体幹部や腰を痛めやすいポイントポイントで床を使って体を支えるため、安全に行うことができるというわけですね。
支えるものが違っても、全身の力を使って行う事には変わりないため、効果はベントプレスと同様に、全身の力を養うことができます。
いかがだったでしょうか。
私自身、ベントプレスは気の向いたときにやるくらいですが、そうなってしまう主な理由は怪我が怖いから、と言うのもあります。
比較的安全に行うことができるハーフニーリングからのベントプレスであれば、体幹部のトレーニングや格闘技のトレーニング後の補強として取り入れる事ができると思います。
やりたいけど怪我が怖くて…と言う方、ぜひお試しください。
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