普通であれば捨ててしまうものに意外な効果があるという話はよく聞かれます。
民間療法的な話になりますが、米のとぎ汁を洗髪に使うと良いとか、肥料になるとかいった話がありますね。
意外と植物の残渣や、食品の製造工程などで出たものには栄養などが入っていて、意外な効果がある事もあります。
普段であれば捨ててしまうようなものに体作りの効果があると良いですし、見方が変わりますよね。
ピクルスの漬け汁にも意外な効果が?

「ピクルスを漬けた漬け汁には水分だけでなく、多くのナトリウムが含まれており、競技者の水分補給に役に立つの可能性がある」
と、アメリカ栄養士会が主張しているようです。
Medicine and Science in Sports and Exerciseと言う学術ジャーナルの中で掲載された研究では
「脱水状態の自転車競技選手の筋肉のけいれんが、ピクルスの漬け汁を飲むことで抑えられた(速やかに改善に向かった)」
という研究結果が示されていたそうです。
この研究の筋肉のけいれんは電気刺激を与えて人工的に筋肉をけいれんさせた中で、水またはピクルスの漬け汁を飲んで、筋肉のけいれんからの回復の早さを比較するという実験ですが
- ピクルスの漬け汁(75ml)を与えたグループ…約85秒で筋けいれんが収まった
- 水を与えたグループ…約120秒けいれんが継続した
という結果が出ており、最終的にはピクルスの漬け汁を与えたグループは
- 水を与えたグループより35秒
- 何も与えないグループより45秒
筋けいれんが早く収まったとの結果が出ています。
ピクルスの漬け汁と筋けいれんの関係
筋肉けいれんは、スポーツなどで激しく体を動かした際にしばしば起こり、また、脱水状態などにおいては顕著に起こりやすくなります。
長時間走ったり、ジャンプしたりするような競技中など、筋疲労によって起こる事もありますが、カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウム等のミネラルが不足する事などの電解質異常が原因で、筋肉けいれんが起きることもあります。
普段から、ミネラルが豊富に含まれる食べ物を食べたり、多量に汗をかいた場合は、ミネラルが失われやすい状態になる前に、補給する事が必要です。
ピクルスの漬け汁にはミネラル分が多く含まれているため、摂取する事で筋肉のけいれんがおさまるのかもしれませんね。
また、酢を飲んだ時の効果と同じように、インスリンの感受性を高めたり、血糖値の乱高下を抑える事も期待できます。
インスリンの感受性は特に増量期で食事の量を増やしている時期は下がりやすいもの。せっかく増力しているのに栄養が脂肪にまわされてしまうのは非常にもったいないです。
そのインスリン感受性のレベルを高めることができる可能性があるのは、非常に有用かと思います。
また、血糖値の上昇(乱高下)を抑えることは安眠にもつながります。
こういった効果は、体作りをする上では、非常にうれしいですね。
ピクルスの漬け汁って、スーパーフードみたいなものってこと?
こういった効果を書くと、ピクルスの漬け汁には栄養分が豊富で、運動時の水分補給などに使えばミネラル分も補給できるスーパーフード的な想像をしてしまいますが、注意が必要です。
さまざまな効果を持つピクルスの漬け汁は、さもスーパーフードのように感じるかもしれませんが、脂質や炭水化物、たんぱく質を含まず、カリウムなどの量は非常に少なく、栄養価が低いです。
これだけで栄養補給などを行うことはできませんのでご注意ください。
ピクルスの漬け汁の普段の生活への取り入れ方
「効果があるのはわかっても、スポーツジムにピクルスの漬け汁を持っていくのはちょっと…」と思う方も多いかと思います。
しかし先述した通り、ピクルスの漬け汁はただ捨ててしまうのはもったいない。
元々はお酢やスパイスが入ったものに、漬け込んだ野菜の水分が入ったものですので、スパイスの風味などが入っています。
おススメの利用法としては
- 調理の調味料に使う
- 水で薄めて飲む
等の使い方が現実的ですし、自然に使うことができるかと思います。
調味料としての使い方は日本の漬物の漬け汁の再利用法などが参考になるかと思います。
また、お酢(当ブログで紹介したのはリンゴ酢ですが)を飲むのと同様の効果も期待できます。
工夫して利用する事で、皆さんの健康に寄与する可能性が高いので、捨ててしまわず利用法を考えてみるとエコだし、健康にもいいかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。
普通であれば捨ててしまう物も、含まれている成分について考えてみると、意外と健康に良いものと言う場合もあるようです。
今一度、見直してみて健康に良さそうなものは工夫して取り入れてみると良いかもしれませんね。
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