前回からケトルベルトレーニングのメジャー種目であるトルコ式ゲットアップを段階を踏んでマスターしよう、という事で今回はステップ2です。
- ステップ1:前半部分「ハーフゲットアップ」
- ステップ2(今回):後半部分「ハーフニーリング・ウィンドミル」
- ステップ3:前半部分と後半部分をつなげる「柔術立ちの動き」
前回はスタートポジションからケトルベルを挙上し、片手と両脚で体を支える姿勢であるハーフゲットアップまでのフォームを学びました。
トルコ式ゲットアップの前半部分は前回のハーフゲットアップで学びました。
ハーフゲットアップのフィニッシュ姿勢から体をハーフニーリング状態にし、立位姿勢まで持っていけばトルコ式ゲットアップは完了ですが、ハーフニーリング姿勢以降のケトルベルコントロールが高重量ではなかなか難しいです。
今回はトルコ式ゲットアップの後半部分のケトルベルコントロールを学ぶための種目としてハーフニーリング・ウィンドミルを解説したいと思います。
トルコ式ゲットアップのケトルベルコントロールを学ぶ!ハーフニーリング・ウィンドミル!
今回はハーフニーリング(膝立ち)姿勢からのウィンドミルで、ケトルベルコントロールを学びます。
ウィンドミルはケトルベルトレーニングのストレッチ種目や体幹を鍛える種目として以前、当ブログでも紹介しました。
ウィンドミルを始めて見る方は「腰を傷めそうだな…」と躊躇されたり、体幹部を痛めている方からしたら敬遠しがちな種目かと思います。
今回解説するハーフニーリング・ウィンドミルはそういった方にも安心なフォームとなっていますので、トルコ式ゲットアップの練習以外に安全にウィンドミルを行いたいという方にもおすすめです。
では、解説していきます。
ハーフニーリングの姿勢でラックポジションに構え、ケトルベルを挙上する

ハーフニーリング姿勢で、立てた膝の側にケトルベルを持ってラックポジションに構えます。
ハーフニーリング・ベントプレスの際と同じですね。
挙上したケトルベルに視線を送りながら、ゆっくりと体を傾けていき、手が地面についたら戻す
徐々に体を傾けていきます。 手のひらが完全に床についたら体をスタートポジションに戻していきます。
手が床に付くまでゆっくりと体を傾けていきます。
常にケトルベルに視線を送るようにしましょう。
視線を下に下げると背中が曲がってしまい、体幹部を傷める危険があります。
手のひらが付いたらゆっくりと体をスタートポジションに戻していきます。
上記動作を1回とし、3~5回、左右行いましょう。
ケトルベルウィンドミルを安全に行いたい人におすすめ!
先述した通り、ケトルベルのウィンドミルやベントプレスを行いたいけれど、立位では腰に負担がかかりそうでちょっと怖い…と言う方がいます。
そんな方にはハーフニーリング姿勢でのウィンドミルやベントプレスがおすすめです。
- 一番負担がかかる姿勢で手や肘で体をフォローできる
- 無理な角度になってしまう前に手や肘で体を止めることができる
どんな種目もフルにストレッチしたフォームでできるに越したことはありませんが、各々のストレッチの能力や故障の有無によってできる動作は異なります。
できる範囲で安全に行うことが一番かと思いますので、こういったやり方もある事を知っているときっと役に立つかと思います。
いかがだったでしょうか。
今回解説したフォームはトルコ式ゲットアップの後半~立位までの間のテクニックとなります。
軽い重量のケトルベルだと比較的容易にできますが、思う重量のケトルベルでは挙上した時のケトルベルコントロールは難しいです。
しっかりとやりこんで、ケトルベルをコントロールできるようにしましょう。
次回は前半と後半の間をつなぐ動作を学びます。
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